本研究会は、横浜市を中心とする神奈川県内の開業獣医師が集う研究会で、設立は　　年と古く、横浜市内に存在する獣医師の勉強会としては最も歴史のある研究会です。
現在では、およそ２０名の会員が集まり、年間6－７回の勉強会を開催し、様々な情報交換を行い会員同士の交流を深めています。
昨今、多くのセミナーや勉強会が開催されていますが、その中でも本研究会は、若手獣医師の卒後教育の場として、特に獣医師の道徳や倫理観について日頃から議論するとともに、臨床獣医師として必要不可欠な割にあまりセミナー等では取り上げられない認知症、行動療法、安楽死や終末期医療などのテーマについての情報交換を行なっています。
当然ですが、それ以外にも、日々進歩する獣医療の新たな情報を共有したり、会員病院でデータを集積して学会発表を行うなど、獣医療の発展に寄与する、特にプライマリケアを行う臨床家にとって有益な情報を発信する活動も積極的に行っています。

獣医師として持つべき道徳や倫理を考え、エビデンスと経験を融合した本来のEBMに基づく獣医療の実践を目指し、これからも活動を続けて参りたいと思います。

令和元年7月　横浜動物臨床研究会　会長　高尾幸司